編集部より

「エンジン、ハイブリッド、電動スポーツカー：ポルシェならお客様自身がライフスタイルにベストな駆動方式を選ぶことができます」

エンジン、ハイブリッド、それとも電動スポーツカー。ポルシェのお客様は、自分にとってベストな駆動方式を選ぶことができます。今号のインタビュアーでは、CEOのオーリバー・ブルーメがこの柔軟な戦略と未来への展望について語っています。ポルシェは、どんな走行体験に対しても魅力的なモデルを提供します。それは完全なフレキシビリティーの実現。

それぞれの駆動方式から引き出せる最高のパフォーマンス、それは今号のテーマでもあります。まず、極限領域からスタートしましょう。これまでで最もパワフルな市販ポルシェであるタイカン・ターボ GTがダイナミズム界のエクセレンスとしてトップに躍り出ます。このエンジンは、この分野にマイルストーンを打ち立ててくれました。今回のショールームでは新型の911 GT3をとりあげています。タイカン・ターボ GTと同様、このハイパフォーマンスエンジン搭載モデルはこのセグメントで記録を破り続けてきた存在です。そしてそれはジュネーブ・モーターショーでワールドプレミアを飾った1999年に始まります。当時ジュネーブで展示された元祖911 GT3 (996)の現在のオーナー、そして25年前にこのクルマを社用車として走らせていたワルター・ロールのポルシェモータースポーツセンター近郊での楽しい対面の様子もお楽しみください。

そしてパスカル・ウェーレインは新しいカンパニーカーで走り始めています。私たちはフォーミュラEのシーズン開幕を前に、現役ワールドチャンピオンをボーデン湖畔の自宅に訪れました。マカン・ターボでのドライブ、そしてそれを締めくくる船での旅。彼は感動の瞬間を振り返り、そしてGEN3 Evo世代の99Xエレクトリックでの次のシーズンへの展望を語ってくれました。

ミシュランの星を獲得したシェフであり、ポルシェ愛好家でもあるトーマス・ビューナー氏が、新しいグルメレストランをオープンした活気溢れる大都市では、レーストラックに留まらず、レストランで、市場で、シーズンを、そして芸術のような瞬間を体験することになりました。

中国、台北から約2,000キロ離れたサイゴンからは、ユニークな冒険にチャレンジするグエン・ホアン・アインの旅をご紹介します。このベトナム出身のドライバーは911ダカールに乗り、最も過酷な地域でこのオフロードスポーツカーの実力を徹底的に試しながら33,000キロを走破しました。ゴールとして目指したのはモンゴルのゴビ砂漠です。

読者の皆様、今号をお楽しみいただきながら、健やかな年末をお迎えください。christophorus@porsche.deにて皆様からのご意見をお待ちしています。