どんな 任務 でも こなせる カイエン
誕生から20年。 カイエンは常に改革者だった。ポルシェに 新しいアクセントを加え、 コンフォートとオフロードドライブ、そしてスポーティな走りの共生を証明し、そして何より、 多才なオールラウンダーとしてドライバー達を 熱狂させてきた。
世界に革命を巻き起こした20歳の若者など、そういるものでもない。しかし、今年20歳になるカイエンは、新しい市場を開拓し、ポルシェの新しい可能性を切り開いた。初代カイエンは、当時、ボクスターや911(タイプ996)と共に、ポルシェが大きく飛躍するきっかけとなった記念碑的モデルだ。
カイエンが大成功を収めたからこそパナメーラが生まれ、マカン、そしてタイカンへと4ドア・ポルシェの系譜が受け継がれていった。
“スポーティなオフローダー”というセグメントを開拓し、今やポシェというブランドのコアを担う存在となったカイエンも、現在は3代目。家族向けのツーリングカーであり、頑丈なオフロードカーであり、広々としたスポーツカーでもあるカイエンは、ひとつの枠に囚われる車ではない。創造力あふれる応用例をご紹介していこう。
カメラカー
モデル:ポルシェ・カイエン・ターボ、2014年型
特別仕様 : “ロシアンアーム”リモコンで操作されるクレーン・ブームの長さは4mから7mギリギリまで、全周旋回カメラはあらゆるブレを打ち消すことができるよう電子制御される。システム総重量は約180kg。
キャンピングカー
モデル:ポルシェ・カイエン、2008年型
特別仕様:3インチ・リフトキット、18インチ・ホイール(33×12.5インチオフロードタイヤ)、ルーフラック、ディスコライト付きルーフ、室内に小型ベッド
セーフティーカー
モデル:ポルシェ・カイエンSディーゼル、2017年型・ポルシェカイエンディーゼルプラチナエディション、2017年型
特別仕様:緊急時にこの車をすぐ識別できるように特製のラッピングフィルムを纏い、ルーフには警告灯を備える。
サファリカー
モデル:ポルシェ・カイエン・ターボ、2004年型
特別仕様:オフロード・タイヤのために地上高をリフト、40リットルの追加燃料タンクを載せたルーフラック、ルーフテント、格納式オーニング、12Vの冷蔵庫、デジタルサウンド・システム
救急車
モデル:ポルシェ・カイエンS Eハイブリッド2015年製
特別仕様:心停止時に血液の循環を維持する人口心肺(ECMO)を使用できる装備を備えた特別仕様車は世界でひとつしかない。
ポルシェ・カイエンの20年
誕生日:カイエンの20年についての手に汗握るヒストリー、詳しくは我々のテーマページで。